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zoom RSS 連載コラム:エコ生活にはコットン布団がよく似合う!(1)

<<   作成日時 : 2010/02/17 09:14   >>

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第1回、オーガニックコットンとの出会い

■オーガニックコットンとの出会い
オーガニックコットンの布団を作り始めて約10年になりました。10年前はまだオーガニックコットンの出始めの時期で、食品や化粧品のオーガニック製品では華々しくオーガニックの名を付けた製品が広まり始めていましたが、オーガニックコットンの分野では一部専門ショップでの取り組みが始まったところでした。
しかしオーガニックといわれる前から「自然」とか「天然」とかの名称で、素材の純粋性を謳った様々な製品は作られていました。私どもで作っている布団でいえば「純綿」の布団がありました。純綿は化学繊維などが混入されていない綿100%布団のことです。この純綿の中でも特に高品質コットンを使用して作った布団は純粋の自然の産物の「純綿布団」で、価値ある布団として作り続けてきた高級布団でした。
ですからオーガニックコットンなどといいわれても、「また横文字の売り込みかな」、―程度の感覚で聞き流していた時期もありました。それまで私どもが作り続けてきた布団も綿100%ですから自然であり天然です。ですからオーガニックと同じことだと思っていたのです。

■化学物質過敏症の悲惨さを知って
オーガニックをよく理解できないままでいた1999年頃のことです。東京江東区で古くから環境汚染の問題に取り組んでいた環境グループ「グリーンアップ」では、アトピー、アレルギーなど環境汚染による人体への影響について勉強会が続けられていました。
その勉強会の中で、当時新築住宅で発生していたシックハウス症候群について、テクノプラン建築事務所の佐藤清先生のお話をうかがったことから、私のオーガニック素材に対する認識不足を感じることになりました。佐藤先生は一級建築士としてばかりでなく、衛生工学士の一面を持つ方で、特にノンアレルギー住宅「環境の家」の建設に取り組んでおられました。
先生はシックハウスなど、アレルギー症状で苦しんでいる方々の住環境の改善指導をなさっているのですが、建物とともに寝具にも感応してしまう重症のアトピーの方々を目にして、ノンアレルギー寝具に使える素材を探していたのです。
先生のお話しによると、化学物質過敏症の方が潜在的に約10パーセントいるそうです。その他に植物アレルギー(食品および衣料)の方が20パーセント程度いると言われます。
寝具についてもお話しを伺いましたが、寝具の素材によって感応する物質は様々ですが、人によっても反応はまちまちで、化学繊維のふとんに感応する人や、オーガニックコットンにも感応する人がいて、自然だからとか、合繊だからとか、ホコリが立たなければいいというような単純なものではないと伺いました。
先生から重症のアトピー症の方々の状態を聞きました。どんな寝具にも感応してしまうアレルギー体質のため、布団に寝そべることができず、一晩中横になって眠ることのできない悲惨な症状の方のお話は衝撃でした。
例えば自然素材の木製ベットを揃えても、クッションスプリングや枠の金属、釘などにも感応する人、ベットの塗料に感応してしまう人など、一人ひとり感応の度合いが違うため、個別のケアーが必要なのだそうです。先生はそんな方々に対応した新素材の布団を試行しておられ、当店でも自然素材の原材や商品の中の数点をテストしていただくために提供いたしました。

■真正オーガニックコットン探しの始まり
「やっぱり反応が出てしまいました」と佐藤先生から連絡いただいたのはしばらくあとでした。自然のままというある商品を、横になって眠ることができないという重症の化学物質過敏症の方に使っていただいた結果の報告でした。使い始めには反応が出なかったので期待したのですがやはり出てしまったというお話でした。
「カポックはどうですかね?」と先生に聞かれました。コットンは農薬や化学肥料に侵されているものが多いため、コットン以外の布団素材で何かないかと探していた先生は、カポックに注目されていました。
カポックは「パンヤ」ともいわれる繊維質の素材で、弾力性の強い特性から、ポリエステル系化学繊維ができる前までは枕やクッションなどに広く使われていた素材です。このカポックは東南アジアの樹木から採れるもので、栽培に絡む汚染はないはずだと考えられていました。しかし調べてみると、輸入時の防疫処理により無垢のままでは国内に入れることが出来ないものであることがわかりました。

アトピー、アレルギーは人類最後の難病といわれ、まだまだ未解明の病気です。一部にはそれに効果のあるという布団も売り出されておりますが、それはすべての方に効果があるというものではありません。
昔からコットン布団を作り続けてきた者として取り組むことのできるのは、やはり綿100%布団の純粋性を完璧にすることではないかと気づいたのです。
このことから真正のオーガニックコットン探しが始まったのです。(つづく)

*エコロジーオンラインでの連載コラムです。

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